地震や火災、台風など、いつどこで起きてもおかしくない自然災害。
そんなときに命を守るために欠かせないのが「防災グッズ」です。
しかし、防災グッズを用意しようと思っても「何を選べばいいのか分からない」「結局使わないものが多いのでは?」と悩んでしまう方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、
防災のプロのクマさんに「本当に必要な防災グッズ」というテーマでインタビューしました!
「防災グッズ 本当に必要なもの」という観点で、命を守るために最優先で備えるべきアイテムを厳選しました。
・消防団歴30年、防災歴40年以上のプロ
・大手百貨店や大手ビル管理会社等の災害対策指導員を歴任
・小岩で飲んで50年
防災グッズを用意する上でのポイント

「防災グッズ」と言われても、広いから答えにくいな…
まずはどういうシチュエーションで使うか、整理しよう。
大切なのが、「どんな場面で使うのか」という視点で防災グッズを分類することです。
・災害発生直後に「命を守る」防災グッズ
・避難生活で使う「生活を維持する」防災グッズ
というのも防災グッズを選ぶとき、
多くの人が真っ先に「水」「非常食」「毛布」といったものを思い浮かべるのではないでしょうか?
もちろん、それらも大切です。
ですが、先ほど分類したようにまずは「命を守る」ための道具が最優先です。
災害直後の数分が、生死を分ける状況になります。
防災のプロが厳選!本当に必要な防災グッズ6選

ここからは、防災のプロの視点で「命を守るために本当に必要な防災グッズ」を6つご紹介します。
防災グッズを選ぶ上で大切なポイントは、以下の2点です。
・家で使って、事前に試してみること
(防災トイレ用品や食料などは必ず自分で試用して確認)
・製品の信頼性を確かめるため、基準に合格しているものを選ぶこと
(各種基準がわからない場合はこちらより遠慮なく問い合わせください)
1. 防煙マスク


生き残る上で大切なのは「呼吸の確保」です。
火災や地震後の建物では、煙が充満することがあります。多くの人が火ではなく「煙」で命を落としていることをご存知ですか?
防煙マスクがあれば、有害な煙や粉じんを防ぎながら呼吸ができます。
特にマンションやビルに住んでいる方は必須です。
フルフードでは、公的な第三者機関によって性能を認められた国内唯一の防煙マスクです。
2. 懐中電灯・ヘッドライト
呼吸の確保と同時に、視界の確保も必須です。
片手に懐中電灯を持つよりも、頭に装着できるヘッドライトなら両手が使えて安心。
明るいLEDライトがおすすめです。
ライト+ラジオ付きなどは壊れやすいのでオススメしません。
3. 手袋
割れたガラスや倒壊物の中で、素手では危険。
瓦礫の中を移動する際にも必要ですし、手袋があるとハシゴで降りる際にも手が滑りにくくなります。
ガラス片や金属片から手を守る革素材がオススメです。
あまり革が厚くなくて、ゴワゴワしないものが良いです。
4. 靴
避難時に、素足では危険です。
割れたガラスや落下物でケガをすると、動けなくなるリスクがあります。
履き慣れたスニーカーを常備しましょう。
使わなくなった、スニーカーで十分です。
5. 避難用はしご
火災や倒壊で玄関から出られない時、
2階以上の住宅なら窓から脱出できる「避難用はしご」が命綱になります。
未使用時はコンパクトに収納できるタイプもあります。
ハシゴの選び方を話すと3時間くらいになりそうなので
YouTubeで詳しく説明しようかな…乞うご期待!
6. ライフジャケット
東日本大震災の時のような、津波などの水害の被害は年々増えています。
万が一に備えて、ライフジャケットを常備しておくと安心です。
特に川や海の近くに住んでいる方は、家族分の用意をおすすめします。
個人的に、ライフジャケットに発泡材が入っているのがおすすめです。
失敗しない防災準備のコツ
防災グッズを選ぶときのポイントは、いつ使うための防災用品なのか?ということ。
食料や水も大切ですが、それらは「生き延びた後」に必要なもの。
まずは「命を守る」視点の防災グッズを選ぶことをオススメします。
弊社の防煙マスクはこちら
「本当に必要な防災グッズ」を正しく選び、大切な人と自分を守りましょう。
「防災業界のインチキを正す!」をテーマにYouTubeチャンネルの運営をしてます。
防災業界やマスコミが言わない、正しい防災知識を解説しておりますので、ぜひ動画もご覧ください。
