海上自衛隊の掃海艇「うくしま」で10日に火災が起き
11日に、沈没しました。
機関室にいた3等海曹(33歳)の行方がいまだ不明です。(13日9時30分 現在)
行方不明の隊員の方は私の子供と同世代です、心痛みます。
気をつけるのは炎だけじゃない!火災の危険性
艦船のエンジン機関室は船底の一番深いところにあり閉鎖空間と同様です。
ここで火災(小火でも)が発生すれば瞬く間に有毒煙が充満します。
また12日午後の海上幕僚長の会見で
「船内がブラックアウトして真っ暗な状態だった」
と状況説明がありました。
真っ暗で有毒煙環境では避難行動はできません。
貨物船やフェリー等火災事例が過去にあり、今回の事故も想定できたはずです。
過去の火災死傷事例(建設現場等)でも初期消火を試み、
有毒煙内に呼吸保護具無装備で侵入して多くの犠牲が出ています。
どうすれば事故は防げたか?
自衛隊員に対する火災時の初動・初期消火などの
本格的な指導や装備・訓練が欠如していると思われます。
自衛隊内では消防隊など消火のプロ装備訓練をした班がありますが、
初動は現場にいる隊員が対応します。
艦船だけではなく各施設での初期消火訓練・装備が重要です。
緊急時は 呼吸の確保・視界の確保(照明等)が生死を分けます。
上席の方は職場環境の安全配慮義務を最優先に考えていただきたいと思います。